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@Hospi応援団

悩みを持っている方のために様々な活動を行われている
個人・団体の方々をレポートし紹介します

vol.1 マンモグラフィ検診体験リポート
ピンクリボン

このマークをいろんな場所で目にする機会が増えました。
ピンクリボンは乳がんの早期発見・早期治療の大切さを訴えるシンボルマークです。
乳がんは日本人女性が最もかかりやすいがんと言われ、乳がんにかかる女性は年々増加し、毎年3万5千人にものぼり、年間1万人が亡くなっていると言われています。
乳がん初期は無症状なので、唯一の手がかりである“乳房の変化”に気づかずにいると、がん細胞が全身に広がってしまいます。これを防ぐためにも、乳がん検診はとても重要なものなのです。
@Hospiでも以前とりあげましたが(あなたのおっぱい、大丈夫?~知っておきたい。「乳がん」のこと~)、理解できていても、なかなか検診に行けないのが現状です。

“行きたいけど、怖くて行けない!”“マンモグラフィーって痛いの?”

そんな恐怖心は誰にでもあるもの。
同じ恐怖心を持つ@Hospiスタッフが、乳がん検診を受けてきました。

取材協力 かねこ乳腺・甲状腺クリニック


体験レポート

受診するとはいったものの、どう受ければいいのかわからず、病院に問い合わせました。
乳房は生理終了から7日目頃が、張りもなく安定しているとのこと。そのことから受診日を決めて予約をしました。当日の食事制限はありませんでした。

乳がん検診の流れ
受付&問診票記入

受付&問診票記入
乳房の症状・今までの病歴等記入します。

撮影

撮影
検査衣に着替えてマンモ撮影を行います。(左右片方、上下・左右から合計4回)
※症状・所見によって追加も行います。


診察

診察
乳房・腋窩(えきか)の診察後、超音波検査(エコー検査)を行います。
検査結果の説明を受けます。

所要時間
一時間弱

料金
数千円です。(医療機関によって異なります。)

検診を受けての感想

マンモグラフィー撮影は技師さんが痛みを確認しながらでの作業だったので、安心して撮影できました。
(思っていたほど痛くありませんでした。)

結果は異常なし!でものう胞*があり、経過を見る必要があるとのことなので、半年後の検診と自己検診を勧められました。マンモグラフィー&超音波(エコー)のダブル検査なので本当に安心しました。
今まで受診することを怖がっていた私ですが、より多くの人々に受診してもらいたいと強く思いました!
何か不安だから受診するのではなくて、“健康だからこその受診”という認識が大事だと思いました。

のう胞*
乳腺の良性の病気の一つで、乳管が袋状に膨らんで中に黄色の液体や、濃縮した乳汁などが溜まった状態のことです。
のう胞の中にがんが隠れている場合もあります。
先生にお聞きしました!
ピンクリボン

検診の現状はどうでしょうか?
鹿児島県では、乳がん検診対象者(30歳以上の女性)は41万人いると言われていますが、実際に検診を受診している割合は9.6%、3万9千人くらいで、その中でがんが見つかるのは0.23%、約90人です。
仮に対象者全員が受けたとすると、がんが見つかる方は約900人にもなると考えられますが、その多くの方は検査を受けていないということになります。
早期にがんを見つけることができれば、早期に治療を始めることができ、ごく初期のものであれば治すことが可能です。
しかし、初期のがんは「非浸潤がん」といって「しこり」として、手に触れることがない為、マンモグラフィー検診や超音波(エコー)検査でなければ見つけることができません。
がんが大きくなってしまうと、治療も大変になりますので、ぜひ検診を受けてほしいですね。

―早期に発見できたら切除しなくてもいいのでしょうか?

がんが大きくなってしまうと、最終的には手術で切除することがほとんどですが、初期の小さいがんであれば、FUS(*1)やラジオ波(*2)など、切除以外の方法でがんを治療することができます。
もし乳房を全て切除した場合でも、とてもきれいに再建手術を行うこともできます。

  • *1 FUS
    MRIガイド下集束超音波治療。装置の原理は虫眼鏡で、光を一点に集中させて火がつくように、超音波のエネルギーを一点に集中させて腫瘍を焼却します。体の表面に傷をつけずに治療ができます。
  • *2 ラジオ波
    がん組織に直径1.5mm程の電極を挿入し、低周波数ラジオ波でがんを焼き、縮小させます。レーザーよりも低温度で作用するので周辺組織にダーメジが少ないのが特徴です。
かねこ乳腺・甲状腺クリニック 金子朋代院長

―検診時に心がけていることは?

乳がんは、ご自身やご家族、身近な人が経験している場合、検診の大切さを理解していますが、受診率の低さからも、それ以外の人には理解が低いことがわかります。
がんが3cm、4cmと大きくなってしまえば、それだけ治療も大変になるので、だからこそ早く見つけてあげたい、と思っています。
患者さんも「どうして早く検診を受けなかったのだろう」とおっしゃる方が多いですね。
また、マンモグラフィーは「痛いのではないか?」と先入観をお持ちの方もいらっしゃいますが、検診時は診療放射線技師をはじめとするスタッフの声かけなどによって不安や痛みはかなり軽減されますので、安心して検査を受けて頂けます。

取材協力 かねこ乳腺・甲状腺クリニック 金子朋代院長

終わりに

今回の取材は、かねこ先生の出張講演会に参加したことがきっかけになりました。 多くの乳がん患者を診てきた先生が訴える“乳がん検診の大切さ”は、“いつか受けよう”から“今すぐ受けなくては!”という意識を変えるきっかけになっています。
取材中、乳がんを治療し克服した女性から“あなたが受診したら、たくさんの人々に検診をすすめてね!”とお声をかけていただきました。
彼女は乳がんと診断された時、受診していなかったことをかなり悔やんだそうです。こんな思いをしてほしくないと話してくださいました。

ピンクリボン

ピンクリボン―
そんなたくさんの人々の思いがつまったシンボルマーク。
その思いがいろんな形で動き始めています。
10月はピンクリボン月間で、各地でいろんなイベントが行われます。
これをきっかけにあなたも受診してください。
そして、たくさんの人々に勧めてください。

あなたのために―
そして
あなたの大切な人々のために―

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