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個人・団体の方々をレポートし紹介します

原口裕未さん

“メイクアップクリエーター&アドバイザー”
原口裕未さんvol.1
はらぐちひろみ

“メイク=華やかで流行やおしゃれを目的としたもの”だけと思いがち。
原口さんが主宰を努める「氣粧院(けしょういん)」では氣粧という文字の通り、性別や年齢を問わず、心に働きかけるメイクをおこなっています。
同時に化粧療法や美容療法による生活支援を目的とした民間ボランティア団体“美容セラピー推進会”の代表も務め、メイクセラピストとしてのボランティア活動も行っています。
今、脚光を浴びつつある“メイクセラピー”“メイクセラピスト”。
今回は“美容セラピー推進会”の活動を@Hospi応援団がレポートします!


素朴な疑問、原口裕未さんにおききしました!
“美容セラピー推進会”ってどんな会ですか?

美容セラピー推進会では、『関心のある部分への装い方』をきっかけにして、「外見への変化付け」「スキンシップ」「会話」の三つの柱で心に働きかけるのが「美容セラピー」と定義しています。その「美容セラピー」を皆さんの生活で自然に活かしてもらえるように普及し、心身共々において一層豊かで充実した生活を送り、広い意味で人としての社会性を取り戻してもらえるよう、支援する会です。

メイクセラピーって?
先ほど話に触れた三つの柱の中で「外見への変化付け」にあたる、化粧をきっかけにするセラピーがメイクセラピーです。化粧というのは同じ製品を用いても、塗り方や描き方で、どんな風にでも変化をつけることが出来ます。仮にメイクをしなくても、カラフルなものを見ているだけでも心に変化が生じたりします。例えば髪型を変えたとして、もし気に入らなかった場合は伸びるまで我慢をしなければなりませんが、化粧だと、すぐに落として何度でも簡単にやり直すことができます。しかも、自分の技量に応じて、できる範囲のことで変化付けにチャレンジ出来るので、施術者も受講者も、経験の有無に関係なく取り組めるというよさがあります。

具体的にはどのような流れでメイクされているのですか?
メイクをさせていただく前に、まずは、お互いの信頼関係の確立から始めます。そのために、最初にじっくりと会話や傾聴の時間を持ちます。対話の中で、お客様に何が一番必要なのかをメイクセラピストが的確に判断して、『その日に必要なことだけ』を提供します。たとえば、「前回の○さんは会話だけで充分心が満たされた様子だったけれど、今日の○さんは化粧そのものに関心が進んでいるなぁ。よし、今日はメイクに重点を置こう!」といった感じです。これは、化粧というのはあくまでも『内面に働きかけるために介在するひとつの技法』であって、最終的には、『人が人の心に働きかけているのだ』と考えているからです。私のメイクセラピーでは、「きれいになるから」「せっかく来たんだから」と化粧を押し付けるようなことは、絶対にしないです。

メイクで得られる癒し、心理効果はどんなものがありますか?
メイクに関して言えば、変身願望がかなえられる満足感や、気付かなかった新しい魅力を引き出してもらえたことでの気分の高揚が得られるというのが一番多い効果だと思います。特に、悩みだと思っていた部分への施術が、自分の求めていたものとピッタリ一致すると、心に大きな変化が生じ、生活への意欲が大変高まります。けれどもメイクセラピーによる癒しの本質は、メイクよりもむしろ、スキンシップや会話によるものが大きいと思います。これらの「心に働きかける」部分は全てお客様が評価するものですので、メイクのプロであっても全員が良い評価をいただけるわけではありません。逆に、心を込めてメイクセラピーに取り組んだ初心者セラピストのほうが、案外お客様に喜ばれたりするものです。

メイクセラピストの活動を通して、よかったと思うのはどんな時ですか?
お客様の表情に変化が現れたときですね。笑顔がこぼれたり、時には涙を流したりと変化の仕方はさまざまですが、いずれもセラピーによって心に動きがあったからこその結果だと思うんです。「勇気を出してここに来てよかった」「あなたと出会えてよかった」と言っていただけると、もう最高です!このようなお言葉をいただけたときは、疲れも何もかも吹き飛びます。「どっちがセラピーを受けたのか分からないなぁ・・・」って思います 笑

どんな所で活動されていますか?
会としての活動は、現在準備を進めているところです。そのための第一弾として、今回はメイクセラピーのスペシャリストを育てる為、育成講座を開講する運びになりました。

難しい質問にも、実にわかりやすく誠実に答えてくださった原口さん。ありがとうございました!ご自身が主宰を務める「氣粧院(けしょういん)」でも、メイクセラピストを目指す生徒さんが多数いらっしゃいます。

生徒さんに話をきいてみました。
メイクセラピーを学ぼうと思ったきっかけは何ですか?
  • テレビで先生を目にしました。メイクをされた方がとてもいい表情をされたのが印象的で、もともとメイクに興味があったので、それで人を癒せるのならと思いました。(鹿児島市 女性)
  • 看護師の仕事でエンジェルメイク※1を施したくて、メイクを教えてくれる所を探していたら、先生をテレビ拝見し“これだ!”と思いました。(医療関係 女性)

※1お亡くなりの方やご遺族への、尊厳や慈しみなどの気持ちの表現として、あるいは生前を思わせる表情の再現のために施す、ご遺体への化粧。

メイクセラピストの知識や技能をどう活かしていきたいですか?
  • もっと勉強してメディカルメイク※2も学びたいです。(会社員 女性)
  • “人の心がわかるセラピスト”が基本なので、まずはそこからです。(医療関係 女性)

※2外見の気になる部分を化粧で目立たなく整えたうえで、スキンシップや会話などのコミュニケーションの相乗効果も活用してメンタル面の支援までおこなう取り組み。

メイクセラピーに興味のある方に一言
  • 奥が深いです!是非勉強していっしょに心に悩みのある方々を癒してみませんか。(会社員 女性)
  • 自分のために役立つ勉強です。まずは自分の足で動いてみて下さい!(鹿児島市 女性)

先日(6/18)原口さんのメイクセラピスト育成講座の説明会が行われ、少ない広報にも関わらず、大勢の参加者が詰めかけました。この講座は8月~翌年の3月まで行われ、メイクや福祉の未経験者でも取り組めるような内容で構成されています。この模様は次回の“@ HOSPI応援団”でレポートします。

※この事業は、独立行政法人福祉医療機構『高齢者・障害者福祉基金』の助成金の交付を受けて、『美容セラピー推進会(代表:原口裕未)』がおこなっています。

“メイクセラピスト”って何?ということから始まった今回のレポートですが、原口さんをはじめ、皆さんが真剣に取り組む姿勢に、ただ、ただ、脱帽でした。原口さんの前向きな姿勢と謙虚さが生徒さん達に伝っているのでしょう、“まだまだ勉強しないと!”“皮膚科の勉強もしないと!”と向上心たっぷりで心を打たれました。“誰かの力になりたい!”“誰かを助けたい!”という気持ちがひとつになって、動いています。みなさんも応援して下さいね!
これからも原口さんの活動レポートは続いていきます。乞うご期待!

原口裕未さん

PROFILE
原口裕未 はらぐち ひろみ

略歴
1984年
名古屋美術研究所退所後、株式会社資生堂入社。
1988年
社内メイクアップ技術大会にて2年連続最優秀
1989年
賞受賞ほか、受賞暦多数。
1990年
メイクスクール『SABFA(東京)』短期コース終了。
以後、社内メイクスペシャリストとして、社員や化粧品店への指導・教育、お客様への施術に携わる。
1998年
フリーとして独立。
2005年
国際ソロプチミストアメリカ『女性に機会を与える賞(WOA)』において、加盟国19カ国1450クラブの推薦者の中からアメリカ連盟最優秀 賞受賞(日本人初)

現在は主に、医師との連携をとりながらメディカルメイクとセラピーメイクを中心に活動。 自己体験を元に不登校者や引きこもり者、障害者への支援にも携わる。

所属学会・登録団体
  • 美容セラピー推進会
  • 鹿児島顔談話会
  • 鹿児島市生涯学習講師
  • 日本顔学会
  • 医・美・心研究会
  • J-MAN(ジャパン・メイクアップアーティスト・ネットワーク)
  • NPO法人 メディカルメイクアップアソシエーション
  • 鹿児島医療福祉専門学校非常勤講師
修了課程
  • 東京SABFA(サブファ)メイクアップスクール短期特別コース
  • 医・美・心研究会メイクセラピスト養成講座
  • 日本ロイヤルライフセービング協会スキンカモフラージュ講座(イギリス赤十字社の直伝講師による)
  • むぎのめ福祉会カウンセリング講座
  • (財)生涯学習開発財団認定コーチによるコーチングスキル

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